2014 02 05 上司のひと押し

私は勤めている会社でかなり恵まれた環境にいた。

社内には私が勝手に決めた「絶対に一緒に働きたい上司TOP3」がいたのだが、運良く、全員と代わる代わる同じ部署になり一緒に働くことができていた。

 

後半は、有り難くもチームを持たせていただいた。全くもって無知でド新人な私を、周りがちゃんとサポートしてくれるオトナな部署へ配属してくれたり、発案したイベントを好き勝手やらせてくれたり、全部署回って学習させてくれるような会社だった。

 

相当な愛着と、この人のために戦おうと決めた上司の存在が、決断を鈍らせていた。

 

 

「思いっきりやりなさい」

 

上司に次のステップの話を切り出した時の最初の反応だった。咎めるでもなく、見放すでもなく、真っ先に応援してくださったのだ。

ここから先の展開はとても早く、あっという間に退職までのステップが整っていった。

(誰ひとりとして「寿退社?」と聞いてくれなかったのは今でも謎である)

 

 

いよいよだ。

 

卒業生が居た会社の真価を決める

 

しんごさんの同時多発的なアイディアの波に飲まれながら、新しい海へと泳ぎ始めた。

 

どんどん変わる景色に目が追いつかない感覚がたまらない

 

そして課題がひとつ。

「宿」と「旅」に対しては狂おしいほどの愛をもっていたのだが、なんとゲストハウスというタイプの宿に関してはそれほど知識を持ち合わせていなかった。

それにもかかわらず、船に乗ってしまった。そしてもう出航していた。

 

遅ればせながら、ここからゲストハウスのなんたるかに迫る日々が始まる。