2014 01 14
「ゲストハウスやろうと思うんだけど、どう?」
遅番勤務中だった私のLINEに飛び込んできたメッセージ。休憩時間に開封すると、同時に急に体が熱くなるのを感じた。
なんだろう。。。どう?って、、、、どう?って、、、何?
たった2行のそのメッセージに瞬時に頭をかき乱された。
どう?って、、、何よ、、、
「どう?」の3文字がぐるぐる回る。
いろんな意味の「どう?」があるはずなのに、私は勝手に「どう?一緒にやらない?」の意味に捉えて、はやる気持ちを抑えながら自分の中でできるだけ冷静に振舞おうと「詳細を聞かせてください」、とだけ返信した。
今考えると、どう?はそう言う意味ではなかったかもしれない。「どう?この業態いいと思う?」「どう?この立地イケてると思う?」という意味だったかもしれない。
が、私は勝手に誘っていただいているものと思い込んでいた。
どぎまぎしながら職場へ戻る。長蛇のチェックイン待ちの列を前に、私はフロントカウンターに入った。妙に宿泊業が愛おしくなり、その気持ちが漏れていたのであろうか、お客様とのコミュニケーションがいつもより断然弾んだ。
深夜の退勤までそれは続くこととなる。
案の定、この日は一睡もできなかった。
小さい時から楽しみなこと、わくわくすることが翌日にあると、前日の夜に寝れなくなり、挙句当日熱を出すような子だった。ふと、そのことを思い出す。
おとなになって、わくわくしすぎて寝れなかったこと、あった?
寝れない、ということはもうある種、私の中の答えであった。
感覚は、大体の場合正しい。
もしくは、正しい方向に向かうように、無意識で調整しているのかもしれない。
詳細の話を聞く場所は、羽田空港となる。